髪に熱を伝えることで形状を記憶させ、ウェーブやカールをかけるパーマをホットパーマ、または形状記憶パーマと呼びます。
コールドパーマが「第一のパーマ」と呼ばれるのに対し、ホットパーマは「第二のパーマ」とも呼ばれます。
ホットパーマではパーマ液を髪に浸透させた後、ロッドに流す電熱やヘアアイロンの熱によって髪を乾燥させます。この時にクセをつけます。熱が加わった髪はその状態を記憶し、乾いた時に熱した時の状態に戻ろうとします。この形状記憶の性質を利用したものがホットパーマ(形状記憶パーマ)です。形状記憶パーマでは概ね70℃以上の熱で施術します。
熱によって髪が形状を記憶する原理は、パーマ液と同じく髪のタンパク質の構造変化と関連があるようなのですが、専門的な内容なのでここでは省略します。
ちなみに、同じく熱を利用するパーマに加湿式パーマ(ウォームパーマ)があります。こちらはホットパーマよりも低めの熱を加えて施術します。ホットパーマほどパーマのかかりは強くありませんが、反面、髪へのダメージも抑えられます。
デジタルパーマ
ホットパーマに分類されるものには、デジタルパーマ、アイロンパーマ(コテパーマ)、アイパー、アイロンストレートパーマ、縮毛矯正などがあります。これらは、熱を伝える方法、使う道具・機器、つけるクセの形状などが異なります。
おおまかな施術手順を示します。
パーマの種類によっては若干やり方が変わります。
※他のパーマとの違いについては「パーマの分類と特徴比較」をご覧ください。