自分でカット!ソフトモヒカンの切り方・作り方

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自宅で自分でソフトモヒカンに挑戦!!


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1.セルフカットを行う前に

ソフトモヒカンはスポーティーで清潔感がありながら、かつオシャレなアレンジも可能な好印象を与える髪型です。
ショートヘアで一見簡単そうに見えるヘアスタイルですが、きれいなスタイルを実現するには、相応の技術と経験が必要とされます。
自分でプロ並みのきれいな仕上がりにすることは難しいですが、慎重に少しずつカットすることで自分の好みに近いスタイルが実現できるかも。

とはいえ、素人が予備知識なしでカットするのは無謀です。ポイントをきっちり抑え、しっかり準備を整えてから行いましょう。

1-1.はじめに

前述したように自分で美容師なみの仕上がりにするのは大変困難です。また、ソフトモヒカンの独特の形状から、一度失敗してしまうと調整が難しい髪型でもあります。特にベリーショートの場合、もし失敗してら最悪坊主になっても構わないというくらいの気持ちで行いましょう。

ここでは短めにカットする方法を紹介していますが、ほかにもカット不要でワックスを使ってソフトモヒカン風のスタイルにアレンジする方法もあります。セルフカットの経験が少ない初心者の方は、そうした方法や、ある程度髪の長さを残した状態までカットして最後にワックスで形を整えるといったやり方から入ることをおすすめします。

【関連項目】


1-2.準備物・必要なもの

バリカン

バリカン画像

ベリーショートのソフトモヒカンでは必ず必要です。ショート〜ミディアムの場合でもあったほうが良いでしょう。色々な長さに対応したアタッチメントが多いタイプは、ソフトモヒカン以外のスタイルや、気になる箇所をちょっとカットするのにも使えるため一家に一台あると便利です。

【参考】

ソフトモヒカンの切り方説明書

おすすめしているバリカンには、幾つかの髪型サンプルと具体的なカット方・手順が掲載された解説書がついています。ソフトモヒカンスタイルのカット法も掲載されているので参考になります。


ハサミ、すきバサミ

すきバサミ
梳きバサミ

普段使いのハサミではなく、必ずヘアカット専用のハサミを準備しましょう。
すきバサミは"髪をすく"ために使うものです。刃の部分がギザギザになっているため、髪をはさんでも隙間のある箇所は切れずに残ります。主に髪のボリュームを減らしたり、髪量を減らしてスタイリングしやすくする等の目的で使われます。失敗が怖い箇所のカットや、セルフカットに慣れてきて細かい部分も綺麗に仕上げたい場合に使いましょう。
すきバサミは種類によってすき率に違いがあります。すき率が少ないものほど失敗が少なくおすすめです。

はさみもプロ仕様の数万もするものは要りません。単品で1000円前後、すきバサミとセットでも1000〜2000円程度のもので十分です。

【参考】


くし(コーム)、毛払いブラシ

くしは普段使っているもので構いません。くしで髪をとかしながらカットします。
プラスチック製のくしは静電気が発生しやすく、髪が乱れてカットしづらい場合は木製のものなど少し高価なものを購入するのもよいでしょう。

カットした後に身体に付着した髪を払い落とすのに毛払いブラシも必要です。

毛払いブラシ

100円ショップで購入できるようなもので十分です。大きめのものが使いやすいです。

必ず2枚以上準備しましょう。正面に固定する大きめの鏡のほかに、サイドやバックを確認するために片手で持てる小型の鏡が一つあればよいでしょう。

その他

カットして散らばった髪を片付けるのに、ほうきや掃除機も必要です。浴室などでカットする場合も、大量の髪をそのまま流すと排水口が詰まる恐れがあるため、切った髪はできるだけ手で集めて捨てるようにしましょう。
髪は濡らさずに乾いた状態でカットしますが、寝ぐせなどは事前に直しておいたほうが良いので、必要に応じて霧吹きや寝癖直しスプレー等も準備しましょう。
お店でカットする際は、切った髪が服の中に入らないよう首まわりにヘアエプロンを巻きますが、自分でカットする場合は腕の動きの邪魔になるので必要ありません。

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2.カットの手順・切り方

ここでは、ショート 〜 ベリーショートのソフトモヒカンのケースで解説しています。

2-1.仕上がりをイメージする

仕上がりのイメージ画像

はじめに自分の思い描く最終的なスタイルをできるだけ具体的にイメージします。
「こんな感じになればいいや」といったぼんやりとしたイメージだけで行うよりも、トップの高さは何cmくらいで、サイドは刈りあげて、えり足は長めに残し、モヒカンのラインはかなりシャープに、といったふうにより具体的なビジョンがあると、カットしている最中に迷いが生じることもなくスムーズに進みます。
想像だけでなく紙にメモしておくとよいでしょう。簡単なイラストもあればなおGOODです。写真の切り抜きなら髪全体の様子がわかるように前と横からのアングルがあるものを準備しましょう。

また、Youtubeなどの動画サイトで「ソフトモヒカン」のキーワードで検索すると、色々なカット動画が見つかりますので、プロが施術している参考になりそうなものを幾つか見ておくことをお勧めします。
カットの流れを確認できるだけでなく、バリカンの使い方・動かし方を動画で客観的に確認しておくことも重要です。

2-2.サイドや耳周りのカット

ソフトモヒカンの耳周り

長めのアタッチメントを付けたバリカンで、両サイドをざっくりとカットします。
その後、アタッチメントを短くしながら徐々に自分好みの長さに切りそろえていくようにします。刈り上げるならバリカンだけでも大丈夫ですが、ある程度長さを残したい場合や、グラデーションなどの段差を付けたいなら、バリカンで長さを残した状態からハサミやすきバサミを使ってカットし、全体的にシルエットを整えます。

ポイント

  • ハサミによるカットは、髪に沿わせるように"縦方向"に切ることで、切り過ぎやスキ過ぎの失敗を減らせます。毛先のニュアンスや微調整の際にも有効です。焦らず少しずつ切るのが成功の秘訣です。

  • アタッチメントは慣れないうちは必ず長めのものから使いましょう。失敗を防ぐ為にはじめは全体的に長めにカットし、徐々に自分好みの長さに切りそろえていくようにします。アタッチメントを付けていてもバリカンの角度によっては予想外に短く切れてしまうことがあります。最初から短くカットするのは刈り上げ部分や坊主の場合を除いてやめておきましょう。

2-3.前髪〜トップ(最頂部)のカット

ソフトモヒカンのキモとなる最も重要な部分です。また、綺麗なラインを作るのが大変難しい箇所でもあります。
トップの長さを決め、そこから両サイドに向けて「指間刈り(※1)」でカットしてゆき、おおまかな斜めのラインを作ります。
次に「チョップカット(※2)」でギザギザ感を出し、ラフさとナチュラルさをつくります。すきバサミを縦に入れてカットすると自然な感じが出しやすいでしょう。
髪質が柔らかく、ワックスを使ってもトップが綺麗に逆立たない人は、トップを根元近くからすきバサミですいてあげるのが効果的です。トップの髪が軽くなると同時に、短い髪が長めの髪を支える役割を果たします。

※1:髪の束を人差し指と中指で挟んで、はみ出た髪をハサミでカットする技法。
※2:髪と平行に(縦に)ハサミを入れて毛先をカットする技法。毛先が不規則なギザギザの仕上がりになる。

ポイント

ソフトモヒカンセンターイメージ

  • ソフトモヒカンの特徴は、正面から見た時の「左右対称な綺麗なひし形のライン」と、横から見た時に前髪部分が一番短く、後ろに行くにつれて徐々に長くなっていく独特のラインです。
    うまくラインを作れそうにない時は、ある程度形を整える程度にとどめ、最後にワックスを使ってモヒカンの形を作るようにしたほうが無難です。

  • トップとサイドの境目は髪の流れが逆になります。境目はキッチリさせず、すきバサミですいたり、段差を作るグラデーションカットなどでぼかしてあげると自然な感じになります。

  • 綺麗なラインを作るコツはバリカンを使って一気にカットしようとせず、ハサミで大まかなラインを作ってから、とにかく焦らずに少しずつカットしていくことです。カットしながらこまめに鏡で前後左右から髪全体のシルエットを確認してください。

2-4.バック(えり足から後頭部)のカット

刈り上げる場合

ソフトモヒカン後頭部のカットイメージ

好みに合わせて数ミリの短めのアタッチメントをつけたバリカンで、えり足生え際から下から上に向かってカットします。
上に行くにつれて髪が長くなるようカットする必要があります。大体耳の高さくらいまでは短いアタッチメントでバリカンを皮膚に沿って滑らせながらカットします。耳より上は長めのアタッチメントに変え、皮膚に沿わすのではなく外に逃がす感じでカットします。

えり足を長めに残す場合

ソフトモヒカンバック・襟足

サイドとトップのカットが終了した時点で髪全体のバランスを見ます。バックがそのままでも違和感がなければ特にカットの必要はありません。大抵の場合サイドを短くカットしたならバックもある程度綺麗に切りそろえないとバランスが悪くなります。髪の厚みが気になる部分があればアタッチメント付きバリカンで上から下にカットしてボリュームを減らします。ここでもアタッチメントは長めのものから試しましょう。その後、ハサミやすきバサミで気になる部分を少しずつカットしましょう。耳周りからえり足につながるラインが綺麗になるようにカットしてあげるとさっぱりして見栄えがよくなります。

2-5.前髪〜最終チェック


  1. 前髪について
    通常は前髪が一番短く、後ろにゆくにつれて長くなるようカットします。前髪を長めに残し重心を前に持たせるスタイルもあるので好みで選びましょう。短くするならバリカンとハサミで、長めにするならハサミを縦に入れながらカットしましょう。

  2. 最終チェック
    鏡を使って前後左右から髪全体のシルエットを確認します。切り残しやバランスの悪い箇所があればハサミで調整します。

  3. ワックスで形を整えて完成です。

髪を切らずにワックスで作るソフトモヒカン風スタイル

メンズソフトモヒカン画像

ショートからミディアムヘアで、ある程度長さのある髪をワックスやヘアスプレーで固めてソフトモヒカン風に仕上げるスタイルです。
髪をカットする必要がないため、気軽にソフトモヒカンスタイルを楽しめます。
詳細は別項で解説しています。ください。


ソフトモヒカン関連項目


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