メンズヘアスタイル「ウルフカット」について

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ウルフカットはどんなヘアスタイル?

<目 次>

  1. ウルフカットの特徴
    見た目の印象、向いている髪や顔
  2. ウルフカットの種類
  3. セット・スタイリング法

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1.ウルフカットの特徴

メンズウルフカット前後とサイド

ウルフカットとは、髪のトップ部分をオオカミのたてがみのように立たせ、えり足(首筋の生え際)や耳周りの髪を長く伸ばしたスタイルです。近年、恐らく男性に最も人気があり、多くの男性が様々なアレンジで採用していたヘアスタイルでしょう。

きれいにまとまったスタイルというよりは、自然でくせ毛感のあるワイルドなスタイルです。それでいてシルエットがとてもかっこよくオシャレな髪型です。すっきり軽めの印象で男女ともに好感を持たれやすい髪型でもあります。

その他の特徴としては、髪のポイントごとに長さを変えたり、ワックスを使って毛束感を出したり、髪を柔らかめに寝かせたり、髪を立たせて硬めの印象を出したりと、髪をカットすることなく手軽に様々なアレンジができます。

また、他のカットスタイルやパーマスタイルとの相性も良く、他のスタイルを取り入れることでオリジナリティを出したり、より繊細でおしゃれなスタイルに変化させることができ、そのバリエーションも多種多様です。

◆ウルフカット向きの髪・顔

ウルフカットは髪を立たせるストレート系のヘアスタイルなので直毛のストレートヘアが向いています。髪の太さや硬さは普通〜太めで硬い髪が良く、逆にクセの強い髪や細く柔らかい髪、猫毛などは不向きです。これらの髪でウルフカットにするならショートウルフが良いでしょう。

顔の形で言えば丸顔が向いていて、面長な顔は不向きです。ただし、ウルフカット自体(特にミディアムヘアのウルフカット)に小顔効果がある他、髪のポイントごとにボリュームを変えることで顔全体の形を自由に変えることができます。ポイントは顔全体が円形に近くなるようにすることです。自分の顔に合ったアレンジをすれば顔の形に関わらずウルフカットにできます。

◆仕上がりをしっかりイメージしよう

一言にウルフカットといってもカットする長さ、トップや襟足の長さ、髪の質感(硬め、柔らかめ)等によってガラリと印象が変わります。どういった感じにしたいのか、言葉で上手く説明できない時はヘアカタログの写真や画像を持参して美容師さんにイメージを正確に伝えましょう。

2.ウルフカットの種類

2-1.ショートヘアのウルフカット

サイド画像:メンズショートウルフカットショートヘアウルフカット

ショートウルフは短髪やショートカットの特徴である、"さわやかさ"や"清潔感"と、ウルフカットの特徴である"おしゃれな印象"、"ナチュラル感・ワイルド感"を併せ持つ、とても好感度が高い人気のスタイルです。

髪が短い分、セットやスタイリングの手間が少なく、スタイルも長持ちしやすいメリットがあります。
ショートヘアという特性から、トップや襟足に大きな変化は付けられませんが、ワックスや毛束の量で髪の硬さや質感を変えたり、前髪の方向で変化をつけたり、アシンメトリーも併用するといったアレンジが有効です。

ショートウルフは仕上がりのシルエットが縦長になるため、丸顔の人に向いています。逆に面長な人や顔が角張った人には不向きです。また、髪が細く柔らかい人やクセの強い髪だとミディアムヘアのウルフカットはスタイルキープが難しいためショートウルフが向いています。

2-2.ミディアムヘアのウルフカット

メンズミディアムウルフメンズウルフカット

ミディアムウルフは、ショートウルフに比べてセットやスタイリングの手間がかかり、スタイルの持続時間が短めなのが難点ですが、その反面、髪に動きをつけやすく、様々なアレンジが可能なスタイルです。

髪の長さ、方向・流れ、毛束の太さ・量などを変えることで様々なバリエーションが生まれます。プライベート用や仕事用など、色々な場面に合わせてヘアスタイルの使い分けが可能です。
ミディアムウルフはパーマ、ボブ、アシンメトリーなどの他のスタイルとの相性も抜群です。

トップ、前髪、襟足、バックの長さや形を変えることで顔全体の形を自由に変えることができ、気に入らない部分を隠したり目立たなくするのにも役立ちます。例えば面長な人なら前髪を下げて、サイドのボリュームを出すとバランスが取れます。また、ショートウルフと同じくミディアムウルフも小顔効果のある髪型です。

2-3.他のスタイルとの組み合わせ

ウルフパーマ
メンズパーマウルフカット
ボブウルフ
メンズボブウルフカット
アシメウルフ
メンズアシンメトリーウルフカット

ウルフカットとの組み合わせでよく見られるのものは、パーマヘアにウルフカットを施した「ウルフパーマ」、ボブと合わせた「ボブウルフ」、前髪にアシンメトリーを取り入れた「アシメウルフ」などです。

特にパーマの場合、キツめのパーマではなく髪質に合わせた軽めのパーマやポイントパーマを取り入れると、ウルフカットの良さを残しながらよりおしゃれなスタイルにできます。硬い髪にはピンパーマで動きを出し、柔らかい髪にはボディーパーマでふんわりボリュームを出すといった感じです。


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3.基本的なセット・スタイリング法

ウルフカットの基本的なスタイリングの方法を紹介します。

1.ドライヤーで髪を乾かしながら形を整える


  • シャワーや霧吹きなどで髪全体を濡らします。(余分な水分はタオルで吸収させます)

  • ドライヤーを使って髪全体を半乾きの状態に乾かします。
    この時ウルフカットのスタイルに合わせてクセを付けることが重要です。これによって後のワックススタイリングもしやすくなり、仕上がりが良くなります。
    髪全体を根元から立ち上げるため、指でこすりながら髪の流れと逆からドライヤーをあてます。前から見える部分のトップは髪を上に持ちあげて根元に向けて温風を当てて髪を立たせます。もみあげは手で抑えた状態で髪の流れに沿ってブローし、ボリュームを抑えます。

2.ワックスでスタイリング


  • ワックスを手に取ってこすり合わせ、手のひらにまんべんなくなじませます。ワックスは使いすぎてはいけません。縦横1cmくらいの量が目安です。

  • 髪全体にボリュームを出します。
    髪を流れと逆方向に撫でながら、髪のトップ、サイド、バックにボリューム感が出るようスタイリングします。この時点では髪が爆発したような、まとまりのない感じになります。

  • 前髪のスタイリング
    ワックスは適度に使って自分好みの前髪にしましょう。基本は前髪を下ろして左右に流すスタイルです。更に指でつまんで毛束感を出すと軽めの印象になります。ショートヘアのウルフカットなら前髪を上げたスタイルも似合います。

  • もみあげのスタイリング
    抑えつけてボリュームをなくしたほうが、フェイスラインが引き締まってメリハリのある顔立ちになります。

  • トップのスタイリング
    トップはウルフカットの要になります。毛先をつまんで毛束感をだしながら、ふんわりとしたボリュームを出すことがポイントです。

  • バックと襟足のスタイリング
    バックは上に持ち上げるようにしてボリュームを出します。その後、髪をつまんで毛束感を出しながら形を整えます。襟足は五本の指で挟み、斜め前に出すように流してスタイルをつけます。

  • スタイルを固定する
    ワックスだけでもスタイルが崩れないなら良いですが、固定力が弱い場合はハードスプレーを使ってキープ力をアップします。特にトップ部分は時間が経つとペタンとしてボリュームが無くなりやすいので念入りに固定します。

関連項目


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