水パーマとは
水を超微粒子の蒸気(スチーム)に変えて噴出する専用の機器「スチーマー」を使い、髪に水分を十分に含ませた状態でパーマ液を髪に浸透させて施術するのが水パーマ(スチームパーマ)です。水の粒子を10億分の1(ナノサイズ)の蒸気に変えるため、ナノパーマやナノスチームパーマと呼ばれることもあります。
水の粒子が髪内部にたくさん入ることで、髪のキューティクルを開かせパーマ液が浸透しやすく、髪に潤いも与えます。
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1.水パーマは髪の痛みが少ない
水パーマは、パーマ液のみで施術する通常のコールドパーマと同じく、パーマ液の作用で髪にウェーブやカールをつけるパーマですが、コールドパーマに比べて髪が痛まないと言われています。
水パーマではスチーマーで水を超微粒子の蒸気に変えます。この粒子のサイズが髪のキューティクルの隙間よりもずっと小さいため、瞬時に髪の内部に蒸気が浸透し、キューティクルを開かせパーマ液が浸透しやすくなります。
髪を痛めるパーマ液の代わりに水によってキューティクルを開かせることができ、また、それによってパーマ液の使用量・使用時間を少なくできることなどから、髪へのダメージが少なくなるとされています。
2.水パーマで使う水について
水パーマで使用される水は、一般にミネラルウォーターが使われることが多いです。
また、パーマ液にビーワン水という水を混ぜて施術する水パーマで、「ビーワンパーマ」と呼ばれるものもあります。
ビーワン水が人体や頭皮に有益な多数の性質を持つとする説がありますが、真偽の程は定かではありません。
3.水パーマの特徴 まとめ
◆長所
- 髪へのダメージが少なく、髪が傷みにくい
- 傷みが強い髪でもパーマをかけられる
- パーマにかかる時間が比較的短い
◆短所
- 他のパーマよりもパーマのかかり具合が弱め
- パーマの持ちがよくない
- クセの強い髪や強度の天然パーマには向かない
◆その他の特徴
- 髪が濡れるとウェーブやカールが強く表れ、逆に乾燥すると緩くなる
※他のパーマとの違いについては「パーマの分類と特徴比較」をご覧ください。
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