ショートボブのパーマスタイル
ショートボブにパーマをプラスしたスタイルは人気が高く、色々なアレンジを目にします。
パーマを加えることで以下のような効果が得られます。
- かっちりと形のきまったボブに髪の動きを出せる
- ウェーブやカールをかけることでふんわりと柔らかく自然な印象を与える
- 髪質の不利を補うことができる
→髪をボリュームアップさせる、ストレートの髪にクセをつける、クセの強い髪をストレートヘアに矯正するなど - 髪の形状が記憶されるので、お手入れやスタイリングが楽になる
パーマにも色々な種類があり、それぞれ仕上がりの髪の質感が異なるため、パーマの特徴もよく理解しておく必要があります。
目的に応じてパーマの種類やパーマをかける箇所を使い分けることで、理想のスタイルを実現できます。
１．ふんわり系パーマによるアレンジ
ふんわり柔らかめのナチュラルなショートボブにしたい、髪が柔らかい（細い）猫毛なのでボリュームアップさせたい、直毛でストレート系のショートボブしかできないのが不満、といった方には、ボディパーマやエアウェーブなどのふんわり系のパーマがおすすめです。
軽めにパーマをかけたい人やスタイリングしやすくするのが目的の人ならボディーパーマ、ふんわり感とパーマの持ちを重視するならエアウェーブといった感じです。
ショートボブ＋ボティパーマ
ショートボブ＋エアウェーブ
ショートボブ＋水パーマ
◆きれないクセがつかない場合
パーマをかけたけどキレイなウェーブやカールが出ない時は、適切なセット・スタイリングを行うことである程度改善します。
※ほとんどパーマがかからなかった場合はかけ直しが必要です。
洗髪後にドライヤーで髪の根元から乾かし、他の部分は軽く乾いた状態にします。洗い流さないタイプのスタイリング剤やパーマ用のソフトムースを髪に揉み込んで、最後にソフトワックスで毛先に動きをだしましょう。毛先を湿らせてワックスだけの使用でも十分効果的です。
髪を自然乾燥させると、パサついたり、まとまりがなくなってパーマの寿命も縮みます。必ずドライヤーで乾かしましょう。スタイリング剤を使う時は半乾きの状態で。ヘアアイロンは髪を痛めてパーマがとれやすくなるので、使うなら毛先などピンポイントで短時間にしましょう。
２．ホットパーマによるアレンジ
ショートボブにしっかりとした弾力性のあるクセを付けたい、立体感のあるボブスタイルにしたい、とにかくパーマを長持ちさせたい、そんな場合は熱加工で髪に形状記憶力を加えるホットパーマ（形状記憶パーマ）がおすすめです。
代表的なものには、デジタルパーマやアイロンパーマがあります。ちなみにクセ毛を直毛にする縮毛矯正もホットパーマの一種です。どれもパーマの持ちが大変良いのが特徴です。
アイロンパーマは細かいクセをつけるのに向いているため、ショートボブとの組み合わせではデジタルパーマが主流です。
ショートボブ＋デジタルパーマ
ショートボブ＋デジタルパーマ
ショートボブ＋アイロンパーマ
◆セット・スタイリングについて
デジタルパーマに代表されるホットパーマは、施術に失敗しなければウェーブやカールが強めにしっかりかかるため、他のパーマよりもセットやスタイリングは楽です。
髪が濡れるとストレートヘアになり、乾燥するとパーマの状態に戻るという特徴があります（通常のパーマは濡れた時にクセが強く現れます）。
とはいえ自然乾燥はおすすめできないので、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。
インターネット上のヘアカタログサイトでは、様々なアレンジスタイルが画像付きで紹介されているので、好みのスタイルを探してみましょう。基本的なスタイリング法などが掲載されていることもあるので参考になります。