デジタルパーマのかけ直し
デジタルパーマをかけてみたけど、きれいなウェーブやカールができない、かかりが弱い、そんな時には再度パーマをかけ直すことができます。
多くの美容室やサロンでは、パーマをかけた後の10日〜2週間程度の保証期間を設定しており、無料でパーマをかけ直したり元の髪にもどしてくれます。
良心的なお店なら、保証期間内であれば何度でもデジタルパーマをかけ直してくれるので、かかりが弱いと思ったら早めに相談するか、かけ直してもらいましょう。
かけ直し時に発生し得る問題点としては、再度パーマをかけたからといって上手くクセがつくとは限らないことと、かける度に髪の痛みが増すことです。
パーマのかかりが弱い原因として考えられるのは、
- パーマがかかりにくい髪質である
- 施術者の判断ミスや技術不足
の2つです。
1.パーマのかかりにくい髪質
固くて太い髪ほどパーマはかかりにくくなります。ですがデジタルパーマはクセをつける効果が非常に強いパーマですので、薬剤選定と放置時間の調整次第で必ずパーマはかかります。
そのほか、デジタルパーマでは太いロッドを髪に巻きつけるため、ショートヘアだと細かいクセはつけられません。
- 【参考】:ショートヘアのデジタルパーマ
2.施術者の問題
美容師が毛髪判断を誤って弱めにパーマをかけてしまったり、薬剤の量や放置時間が適切でないなど、単純にやり方が悪いことでパーマがかからないケースも結構あります。
単純な判断ミスならかけ直しで上手くいきますが、美容師の技術不足が原因なら、何度かけても髪を痛めるだけの結果になりかねません。事前に口コミなどを確認し、腕が良い美容師や、パーマのかからない原因を正確に把握できる経験豊富な美容師のいるお店を選ぶことが重要です。
※パーマのかかりが弱い時はかけ直すことができますが、しっかりかかった後はかけ直しはききません。しっかりかかった後にかけ直すなら、次に解説する方法でパーマを一度落とすしかありません。
その場合、何度もパーマをかけることになるため、髪の痛みが激しく現実的ではありません。
デジタルパーマのとり方・戻し方
デジタルパーマは形状記憶力の強いパーマです。一度クセがついてしまうと、パーマをかけ直して他の髪型へスタイルチェンジするのは困難です。
デジタルパーマは縮毛矯正とほぼ同じ施術方法でかけるパーマであり、相互に共通性があります。ウェーブやカールなどのクセを付けるのがデジタルパーマで、まっすぐなストレートのクセをつけるのが縮毛矯正だと思って下さい。
共通性があるため、デジタルパーマを施した髪に縮毛矯正をかけることでストレートヘアに戻すことができるほか、縮毛矯正をかけた髪にデジタルパーマをかけてクセを付けることができます(他のパーマでは難しいケースが多いです)。
デジタルパーマによってできた人工的なクセを取り除くには縮毛矯正をかけるしかありません。元の髪に戻すのではなく、新たに直毛型のクセを付けることになります。
デジタルパーマと縮毛矯正以外のパーマをかける場合には、パーマが自然にとれるのを待つか、新たに髪が伸びてくるのを待つしかありません。
デジタルパーマは強くしっかりとした弾力性のあるクセを付けられるのが特徴で得意分野です。反面、ふんわりとした自然な感じを出すのには向きません。こうした質感にしたい場合は、デジタルパーマではなくエアウェーブなどのパーマを選びましょう。、