専門店で本格的なパーマをかけた経験がない人の中には、本当におしゃれなスタイルになるのか、おばちゃんパーマみたいになってしまわないか、髪が痛んでしまうのでは?など、様々な疑問や心配事を持つ人も多いでしょう。
そんな時は、まずは自分で自宅でできるパーマ風のヘアアレンジに挑戦してみてはいかがでしょうか。
※女性向けの方法はこちら。
<目 次>
【関連項目】
ここで紹介しているセルフパーマとは、パーマ液は使わず、基本的にドライヤーによるブローや整髪料によって、その日限り、一時的に髪にクセをつける方法です。
そのため、仕上がりやパーマの持ちはパーマ液を使った本格的なパーマには劣りますが、ほとんどお金がかからず、髪を痛めることなく、すぐに元の髪に戻せるため、手軽に、気軽に、始めての人でも安心して行えます。
ドライヤーと整髪料を使った基本的なセルフパーマなら、慣れれば一般的な朝のセット・スタイリングと同じ感覚で、短時間でパパッとできるようになります。実際、そうやって毎朝パーマ風にスタイリングを行う人も多いです。
最初のうちはなかなか上手くいかなくて苦労することも多いですが、続けるうちにコツや自分の髪に合った方法が分かってきて、キレイに仕上げられるようになります。
「本格的なパーマじゃなくてもパーマ風のスタイルになれば良い」、「お金をかけずにパーマ風にしたい」、「パーマ未経験のため、どんなふうになるのか試してみたい」といった人は是非挑戦してみてください。
ドライヤーと整髪料を使った基本的なやり方を紹介します。
強めのクセはつけにくいですが、ルーズな感じや、ふわふわとしたエアリー感のある自然な仕上がりを出すのに向いています。
水分量やブローの仕方によって仕上がりが変わり、様々なアレンジが可能です。色々試してみて自分に合ったスタイルを見つけましょう。
クセが付きやすい状態にするには、髪に水を十分に浸透させる必要があります。
スプレーなどで髪の表面を軽く濡らしただけでは強いクセはつきません。シャワーなどを使って、根本までしっかりと濡らしましょう。
濡らしただけではうまくスタイリングできない場合は、直前にシャンプーやトリートメントも行いましょう。シャンプーによって髪の脂分が落ちて軽くなり、トリートメントによって髪の痛みが補修されてツヤとコシが出るため、スタイリングしやすくなります。
髪に水分が多く残っているとドライヤーで乾きにくいほか、水分が多い状態で乾かすと髪のダメージが大きくなります。触った時に髪が重く感じず、髪から水が滴り落ちない程度にしましょう。
また、タオルでゴシゴシと髪をこすると髪が痛みますので、タオルを髪に押し付けて水分を吸わせるようにするのがポイントです。
つけたいクセの形状を維持した状態でドライヤーの温風をあてて乾かします。
濡れた髪が乾く時に髪のタンパク質が結合することで、髪の形状がある程度固まります(クセがつきます)。
ドライヤーブローを終えた時点である程度スタイルが出来上がっているのが理想です。
この時点でもそれなりにスタイルはキープされていますが、1日持たせるには整髪料の使用は必須です。
ブロー時に既に自分の希望するスタイルが出来上がっている場合は、スタイルを崩さないよう、スプレー式の整髪料を使います。キープ力の強いハードスプレーがオススメです。
スプレー式でも付けすぎると髪が重くなってスタイルが崩れてしまうため、使いすぎには注意しましょう。
ブローを終えた時点では十分にクセがついていない場合は、できたスタイルをベースに、更にムースやワックスなどを使ってスタイルを作り込んでいきます。
<例:髪全体にウェーブをつける>
整髪料を指と指の間にもしっかりと、両手のひら全体にまんべんなくつけます。
髪の内側から手を入れて、整髪料がまんべんなく付着するように髪をつかみ、くしゅくしゅにします。できるだけくしゃくしゃにして、最後に全体のバランスを整えるとうまくいきやすいです。
整髪料の量は髪量や髪質に応じて変えてください。つけすぎてベタベタにならないよう、最初は少しずつ付けましょう。ムースでうまくいかない人は、ワックスなどのよりキープ力の強いものを試してください。
毛先に動きを出したい時は、ワックスなどを付けた指先でつまみながらドライヤーをあてるとラフさが演出できます。
整髪剤でスタイリングしている最中に、残った水分もちょうど良い感じで乾きます。
髪型をより強くしっかりとキープさせたいなら、ブロー時に水分をある程度多めに残しておき、整髪料でスタイリングをした後、指などで形を維持したまま弱めの温風をあてて乾かす方法が有効です。
クセの少ないストレートヘアの人なら、髪を濡らすことなく、ドライヤーとハード系ワックスのみの簡単な方法もあります。
セルフパーマの基本的なスタイリング法は既に解説しました。
これをベースにして色々試してみて、自分に合ったスタイルを見つけていくのですが、一から手探りで探すのはなかなか大変です。
そんな時は「YouTube」などの動画投稿サイトを利用しましょう。
独自の様々なスタイリング法が投稿されていて、具体的なやり方を目で見て順を追って確認できるため、とてもわかりやすいです。
【YouTubeリンク】