カットスタイル「刈り上げ」について

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刈り上げとはどんな髪型?

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刈り上げとは、髪のサイドの耳周りや、バックの襟足(えりあし=首筋の生え際)近くをバリカンやハサミで短くカットすること、またはそうした髪型を指します。

昔から就学前〜小学校の男子児童など、比較的幼い子どもに多くみられる髪型です。しかし近年では大人のヘアスタイルとしてもよく見られるようになっています。

大人の刈り上げはスポーツをしている人や年配の方に多くみられます。若い世代になると刈り上げそのものではなく、刈り上げデザインを取り込んだスタイルが多くなります。短く刈らずに、ある程度の長さを残してショートヘアやウルフカット、ボブ、マッシュカットなどにアクセントとして取り入れられたり、段階的に短くしするグラデーションボブなどに使われます。


1.刈り上げの特徴、種類など

【見た目の印象】

刈り上げは部分的なショートヘアに分類されるので、ショートヘアの特徴である「清潔感」「清涼感」「すっきり」「清々しさ」「爽やか」「スポーティ」といった印象を与えます。

刈り上げる長さによっても印象が変わります。地肌が青々と透けて見えるくらい短いと固めの印象を与えます。ある程度の長さを残すと柔らかく自然な印象になります。また、長い部分とのバランスも重要です。刈り上げ部分との境のラインをぼかすと柔らかさと動きが出ておしゃれな印象に、ラインをはっきりさせるとシャープでスタイリッシュな印象になります。

えり足はラインをまっすぐ揃えず、すきバサミ等でギザギザを入れると柔らかめの印象になります。
短く刈り上げる場合は地肌の色が目立つので色白よりも色黒の人の方が好印象でしょう。

【種類】

刈り上げは仕上がりの長さや刈り上げる部分によって色々な名称で呼ばれます。刈り上げを含むスタイルとして、テクノカット、ツーブロック、ネープレス、GIカットなどがあります。


テクノカット

ツーブロック

ネープレス

【適した髪質・髪の長さ】

刈り上げはどんな髪質、長さでもできますが、それぞれ仕上がりが違ってきます。
同じ長さに刈り上げても、「髪が太い」、「髪の量が多い」、「直毛」などの場合はあまり地肌が見えません。逆に「髪が細い」、「髪の量が少ない」、「くせ毛」の人だと同じ長さでも地肌の見える面積が多く青々と見えてしまいます。後者のような髪質の場合は少し長めにカットしてから少しずつ調整しましょう。

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2.刈り上げのポイント

2-1.ボブ、マッシュカットの刈り上げ

ショートヘアであるボブやマッシュカットは刈り上げとの相性が良く、刈り上げデザインを取り込んだボブスタイルをよく見かけます。特にサイドだけ軽く刈り上げたツーブロックとショートボブの組み合わせが多いです。
サイドやバックから見た時に、刈り上げた部分とボブの部分で色があまり変わらない位の長さにすると違和感なくおしゃれなスタイルになります。普段は刈り上げた部分がボブで隠れて見えないようなスタイルもオススメです。
えり足から上まで刈りあげるボブや、サイドを青々とするまで短く刈り上げるスタイルは、人を選ぶ組み合わせになります。ボブと短髪の両方が似合うことが前提です。バックをあまり上まで刈りあげ過ぎてもワカメちゃんカットのようになってしまいます。

ほぼ女性限定ですが、前下りグラデーションボブやワンレンボブのえり足を刈り上げるケースも多いです。これはサイドから髪のラインを真っ直ぐに揃えたり、普段後ろ髪に隠れて見えない部分を刈りあげて髪の厚みをなくし収まりを良くする目的で行います。


2-2.ウルフカット、ソフトモヒカンの刈り上げ

刈り上げウルフ

ウルフカットやソフトモヒカンに刈り上げを加えたスタイルもあります。

ソフトモヒカンの場合、もともと短髪〜ショートヘアの髪型なので刈り上げは違和感なく馴染みます。特にベリーショートのソフトモヒカンの方は自然と刈り上げになるケースも多いでしょう。

2-3.その他

<自宅で自分で刈り上げをする場合>

刈り上げは短くカットする分、髪の長さがきれいに揃わないと目立って不恰好になります。鏡を見ながら自分できれいに切り揃えるのはハサミでは無理があるのでバリカンを使いましょう。何段階かの長さに対応したアタッチメント付きのバリカンが市販されています。初めは長めにカットして、鏡で確認しながら徐々に短くカットしましょう。
刈り上げない部分との境が自然に見えるように、カットする長さには気をつけましょう。

<失敗しないためには>

最初はとにかく短くカットしすぎないことです。刈上げは長さを一定にせず、上に行くにつれて徐々に長さをもたせていくと違和感なく自然な仕上がりになります。


関連項目


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