「エアウェーブ」という専用のマシンを使い、髪に巻いたロッドを通じて温風を送りながらかけるパーマです。
新・形状記憶パーマ、エアパーマ、第3のパーマとも呼ばれます。
エアウェーブでは、温風の送風と空気の吸引によって髪の温度と水分量(湿度)をコントロールしながらパーマをかけます。
温風の温度は約50℃で、ホットパーマの70〜80℃に比べて低温です。またロッド自体を熱しないため髪に直に熱が伝わらず髪の痛みが少なくて済みます。髪の水分も調整されるため毛先がパサつくこともありません。
髪の根元にボリュームを出したり、毛先だけカールさせたりと髪の一部にパーマをかけるポイントパーマにも向いています。エアウェーブの仕上がりはふっくら柔らかな質感で、髪のボリュームアップに最適です。ボリュームのないペタンとした髪に向いています。逆にキツめのパーマや、極端に硬い髪には不向きです。
一般のパーマの流れは、パーマ剤の1剤を髪に浸透させ柔らかいゴム状態にして、ここで髪にクセをつけ、その後2剤を浸透させ髪を再び結合させるというものです。
エアウェーブでは、まず1剤塗布時に空気の力で髪の温度と水分量を調整して、髪が効率的かつスムーズに変形する「クリープ」状態を作り出します。変形が短時間で済むため髪の痛みが少なく柔らかな手ざわりになります。
通常は次に2剤を塗布しますが、エアウェーブの場合その前に空気の吸引によって髪を常温に戻します。温度の低下により柔らい髪が硬いガラス状態になる「ガラス化」が起こります。この常温常湿状態で2剤を塗布することで、適度なハリ・コシがあり、きれいでツヤのある髪になります。また形状記憶力が強まり、再現性が非常に高くなます。
おおまかな手順を示します。
※サロンによってやり方・手順に若干の違いがあります。
※他のパーマとの違いについては「パーマの分類と特徴比較」をご覧ください。