自分でストレートヘアにする方法

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髪のクセを抑え、きれいなストレートヘアを維持するには

クセの強い髪や天然パーマは髪をキレイにセットするのが大変で、実現できるヘアスタイルも限られてしまいます。
頑固なくせ毛を矯正する一般的な方法として縮毛矯正がありますが、パーマの一種であるため髪へのダメージがあり、お金もそれなりにかかります。
ここでは縮毛矯正を行うことなく、クセを和らげるための方法を紹介しています。

<目 次>

  1. ヘアケアについて
  2. セット・スタイリングについて

【関連項目】

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1.普段のヘアケアについて

髪が傷んでいたり、汚れていたり、栄養が不足していたりすると、髪のクセが酷くなります。
普段から適切なヘアケアを行うことで、クセをある程度抑えることができます。

1-1.入浴時、入浴後のケア

髪の汚れや痛みは、髪のツヤ・コシ・まとまりを無くし、うねりや縮れ、パサつきなどの原因になります。
シャンプーとトリートメントを適切に行い、髪と頭皮をケアしましょう。

シャンプーについて

シャンプーの目的・効果は、髪と頭皮の汚れや余分な皮脂を洗い流して清潔に保つことです。
汚れはブラッシングやお湯で流すだけでも8〜9割は落ちますので、皮脂を落とすことがメインになります。
皮脂が多すぎると雑菌が繁殖して匂いや汚れの元になるほか、髪に皮脂が付着して重くなるなどしてクセ毛が酷くなります

ではしっかりシャンプーして皮脂を全て洗い流せば良いのかというと、そうではありません。
皮脂は本来、皮膚や毛髪を健康で正常な状態に保つために分泌されるものであり、必要なものです。
皮脂が皮膚の表面を覆うことで水分が蒸発して乾燥するのを防ぎ、皮膚や毛髪にうるおいを与えてくれます。また、外部の刺激から皮膚や毛髪を守る働きも持ちます。

よって重要なのは、「余分な皮脂のみを洗浄し、落としすぎないこと」です。

頻繁にシャンプーをしているのに髪や頭皮がベタベタするなら洗いすぎの恐れがあります。
洗浄力の弱いシャンプーに変えたり、汗をあまりかかなかった日はシャンプーの回数を減らしたり軽く洗うなどの対策をしましょう。


<その他のシャンプーのポイント>


  • ブラッシングと予洗い
    髪を濡らす前にブラッシングを行いましょう。髪全体をブラッシングすることでフケや油分などの汚れ落ちます。また、指通りがよくなって洗いやすくなり、お湯やシャンプーも皮膚近くまで浸透しやすくなります。
    次にシャワーなどで髪を洗います。軽く洗うだけでは汚れが落ちません。熱すぎないお湯で髪全体をしっかりと洗いましょう。ブラッシングと予洗いをしっかり行うだけで、髪と頭皮の汚れの8割〜が落ちると言われ、シャンプーの効果も高まります。

  • シャンプーを泡立てる

    シャンプーの仕方

    シャンプー液を手に取り、少量のお湯を加えて良く泡立ててから髪につけましょう。原液を直接髪に付けるのはシャンプーの種類によっては髪や頭皮への刺激が大きく、痛みやダメージのもとになります。洗顔料用の泡立てネットなどを活用すると泡立てやすくなります。

  • 爪を立てて洗わない
    頭がかゆくても爪を立ててガリガリとこするのは極力避けましょう。頭皮を痛め、皮脂も余分に削りとられてしまいます。指の腹を使い、頭皮をマッサージするようにゆっくり洗います。マッサージ効果で頭皮の血行も促進されます。

  • しっかりとすすぐ
    シャンプーにおいて最も重要なポイントが「すすぎ」です。頭皮にシャンプーが残っていると、毛穴がつまったり頭皮を刺激することで、フケ・かゆみ・くせ毛の原因になります。念入りに洗い流しましょう。

  • 自分の髪質・肌質に合ったシャンプーを選ぶ

    自分の体質・髪質に合ったシャンプー

    脂症の人なら洗浄力が強いサッパリ系のもの、乾燥肌や髪がパサつく人ならしっとり系のものといった具合です。
    使ってみて、フケや痒み、頭皮のベタつきなどの異常が発生しないものを選びましょう。

トリートメントについて

髪を清潔に保つだけならシャンプーだけで十分ですが、クセが生じにくい髪にするには、シャンプー後のケアも欠かせません。

使用するのは、リンス、コンディショナー、トリートメントなどの製品です。
これらは髪の手触りを良くしてスタイリングしやすくしたり、髪の痛みを補習してハリ・コシのあるサラサラの髪するといった効果があります。


<種類と効果>

髪の表面をコーティング

  1. リンス、コンディショナー
    髪の表面を薄い膜でおおい(コーティングし)、摩擦やパサツキを抑え、手触りも良くします。

  2. トリートメント
    リンス効果に加えて、髪の内部に水分・油分・タンパク質などの成分を浸透させて傷んだ髪を補修します。髪にハリ、コシが戻り、しなやかになります。成分が浸透するのに時間がかかるため、髪になじませてから数分間放置する必要があります。

<使用時のポイント>


  • 髪の根元近くまでは塗付せず、なるべく頭皮に付着しないようにしましょう。リンスやトリートメントの原料には油分や各種薬剤も含まれています。これらが頭皮に刺激を与えたり、洗い流されずに残ったものが毛穴につまるなどして、薄毛やくせ毛の原因になる可能性があります。

  • 頭皮に原液が残らないように、塗付した後はしっかりと洗い流しましょう。髪を強くこすったりしない限り、コーティングは簡単には剥がれません。

  • リンス、コンディショナー、トリートメントは重ねて使用せず、どれか一つだけ使いましょう。髪の痛みが気になる時はトリートメント、それ以外はリンスやコンディショナーで十分です。

2.洗髪後のケア

お風呂やシャワーで髪を洗った後は、タオルに髪の水分を十分に吸わせてから、ドライヤーでしっかりと髪を乾かします。
ドライヤーで9割方乾かした後に自然乾燥させるのが基本です。

就寝前は髪が完全に乾いてから寝るようにしましょう。寝ぐせがつきにくく、翌日スタイリングしやすくなります。
逆に髪が乾ききらない状態で寝たり、ドライヤーを使わずに自然乾燥させるのは髪によくありません。半乾きの髪は雑菌が繁殖しやすいほか、髪が痛みやすく、頑固な寝癖もつきます。

これらについては「スタイリングのポイント」で詳しく解説しています。


3.その他のケア

ブラッシングについて

櫛で髪をとかす

クシやブラシで丁寧に髪をとかすことは、スタイルを整える以外にも様々なメリットがあります。普段からブラッシングはこまめに行いましょう。

  • 髪に水分や頭皮の皮脂を行き渡らせる
  • 髪の広がりを抑える
  • 髪の汚れを落とす
  • 頭皮の血行を良くする

ただし、雑なブラッシングは逆に髪を痛めます。
髪を傷めないためには、ブラシや髪同士の摩擦を抑えることが重要です。ブラシは目の粗いものを使い、ある程度髪が乾いた状態で、ゆっくりと軽くブラッシングしてください。
髪が絡まってクシのとおりが悪い時に、力を入れて無理やりブラッシングしてはいけません。強い負荷がかかることで髪が痛むほか、毛根にもダメージを与えます。こんな時は髪の根元を押さえながら最初に毛先をブラッシングしてほぐし、それから髪全体をブラッシングしましょう。


生活習慣について

髪は身体の一部ですので、身体の健康はそのまま髪の健康につながります。
疲れやストレスがたまっている状態だと、身体の機能を調節する自律神経の働きが乱れ、ホルモンバランスが崩れたり、皮脂が過剰に分泌されるなどして、髪にも悪影響が出てきます。

夜更かしせず普段から十分な睡眠をとり、趣味や休息でストレスは定期的に発散するなど、できる限り規則正しく健康的な生活を送るよう心がけましょう。

また、普段の食事にも気をつけましょう。髪の主成分であるタンパク質のほか、その合成に必要な亜鉛やビタミン、ミネラルなどの栄養をバランス良くしっかり摂取しましょう。
髪に十分な栄養を送るために、血液の流れ(血行)を良くすることも重要です。毎日お風呂に入る、定期的に適度な運動を行う、過度の飲酒喫煙は控える、肩・首・頭部のマッサージを行うなどの対策が有効です。

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2.セット・スタイリングについて

日常的なヘアケアによってクセが生じにくくなった髪を、毎朝のセット・スタイリングによって更に矯正することで、クセの少ないヘアスタイルを一日持続させることができるようになります。

2-1.髪を濡らしてクセをとる

初めに髪をしっかりと濡らしてクセをとります。
髪は濡らすことで組織内部の水素結合・イオン結合が切断されて柔軟な状態になります。この濡れた髪が再び乾燥すると、切れた部分が再び結合し、乾いた時の髪の形がクセとして残ります。つまり、髪がまっすぐの状態で乾燥させることでストレートの状態に近づけることができます。

あまりクセが強くないなら霧吹きや寝癖直し用ウォーターで十分ですが、頑固な寝ぐせなどはシャワーで髪全体をしっかり濡らしてリセットしましょう。シャンプーやトリートメントも行えるとより効果的です。

効果の高さを順位づけすると、

  • シャンプー&トリートメントをする > シャンプーする > 髪全体をしっかり濡らす > 霧吹きなどで軽く濡らす > 髪が乾いた状態

といった具合です。
ただし、汗を大量にかく夏場などを除き、前日の夜と翌朝の2回シャンプーを行うと洗いすぎになりやすいです。そういった時は軽めにシャンプーしましょう。


2-2.タオルで余分な水分を拭き取る(タオルドライ)

髪を拭く

洗髪後はタオルで髪の水分を十分にとります。
髪に水分が多く残っているとドライヤーで乾きにくく、また水分の多い状態で乾かすと髪のダメージが大きくなります。
目安としては、髪から水が滴り落ちず、触った時に髪が軟らかく重くないと感じる程度にします。
また、タオルでゴシゴシとこすると髪が痛みますので、タオルを髪に押し付けて水分を吸わせるようにするのがポイントです。
タオルドライで髪が半乾きの状態になったら、髪がストレートになるようイメージしながらクシやブラシで真っ直ぐにブラッシングしてください。

◆「スタイリング剤」について

クセが酷い人はスタイリング剤を使うのも良いでしょう。タオルドライで半乾きの髪につけることで、ストレートヘアの仕上がりや持続性が良くなります。
スタイリング剤として使えるものには、「洗い流さないタイプのトリートメント」、「ブロー用ウォーター」、「ヘアアイロン用ウォーター」、「寝ぐせ直しウォーター」などがあります。サラサラ系、コーティング力の高いしっとり系など、色々なタイプがあるので自分の好みや髪質に合ったものを選びましょう。
【参考】:おすすめのスタイリング剤


2-3.ドライヤーで乾燥させる

クシやブラシでゆっくり丁寧に髪をとかしながら、ドライヤーの温風をあてて乾かします。
髪は乾いた時の形状が維持されるため、どう乾かすかがとても重要です。

特に重要なのが髪の根元です。髪が真っ直ぐな状態を保ちつつ、根本からしっかり乾かしてストレートの流れ(クセ)を作るのがポイントです。髪に指を通したり、ブラシで軽く引っ張りながら、根元を中心に毛先に向かって温風をあて、髪全体を乾かします。

ドライヤーブローで形状固定

ここで髪を完全に乾かしてしまわないよう注意してください。
手ぐしをした時に少し湿気を感じる程度、全体の8〜9割が乾いた状態で留めましょう。やや水分が残った状態だと整髪料が髪に浸透しやすくなります。

温まった髪に冷風をあてて冷やします。これによりキープ力が強まります。


<その他のポイント>

  • ドライヤーは髪から20cm以上離してブローしましょう。近すぎると高温になって髪に大きなダメージになるほか、髪が完全に乾いてしまいがちです
  • ドライヤーの風は上から下へあてましょう。逆にすると髪が広がりやすくなります
  • クシやブラシは目の粗いものを使い、ゆっくりと軽くブラッシングしましょう。目の細かいものの方がキレイに仕上がりそうに思えますが、髪との摩擦が大きく、髪を傷める原因になります
  • 髪にボリュームを出したいなら髪の根本を立たせ、ボリュームを抑えたいなら、根本を寝かせた状態で乾燥させましょう。

髪の根元


◆「ヘアアイロン」の活用
ヘアアイロン
クセが強い髪には、髪を挟み込むタイプのヘアアイロン「ストレートアイロン」も使う方法もあります。
矯正効果は強いですが、髪が高温になるためどうしても髪が痛みます。使用する場合は毎日のヘアケアを欠かさないようにしましょう。
【参考】:ヘアアイロンについて


2-4.整髪料やスタイリング剤を使って仕上げる

ドライヤーのブローを終えた時点で、自分のイメージするスタイルのベースが完成しているのが理想です。
出来上がったスタイルを一日維持するため、最後に整髪料を使って形をしっかりキープします。整髪剤でスタイリングしている最中に残った水分もちょうど良い感じで乾きます。

整髪料は髪全体にベタベタと塗るとせっかく作ったスタイルが崩れてしまいます。最初は少しずつ使うようにしましょう。また、頭皮や毛穴に付着しないよう、根元付近にまで使うのは避けましょう。

整髪料の種類や量は、髪量や髪質に応じて変えてください。

  • ブロー後のスタイルをそのまま長くキープしたい
    →ハード系のスプレーを髪全体にむらなく振りかける
  • 髪に束感を出したい
    →ハードワックスを揉み込む
  • 髪にツヤを出したい
    →ヘアクリーム、ヘアオイル、ヘアミルク等を毛の流れに沿ってなじませる
  • 毛先に動きを出したい
    →ワックスを付けた指先でつまんだり、髪をねじりながらワックスをつける
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